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小説・勉強会(62)【夏休みの宿題】メタ・メッセージはどこからくるのか

※2015年8月16日(日)の続き

「そうじゃないんだよ」と山木が云う。
「今回、僕がどうしても言いたいことは、本を読めってことじゃあないんだ。もちろん、読んでほしいんだけどさ」
「じゃあ、なんなんだい」小林が訊く。

「もう一冊あるんだよ。読んでほしい本がさ」
「へー、なんて本」
「内海聡の『この世界の秘密』って本なんだ」
「うーん。それ、トンデモ系だね」
「ま、十里崎の言う通りなんだけど」
「けど、なんだよ」

「夏休み中に続けて読んだせいかも知れないけど、この2冊がつながるんだよ。内田先生の格調高い最終講義を書籍化した本と、陰謀論の集大成のような本がさ」
「そ、そうなんですか」
「それが、いいところなんだ。そう読めたら、いろんなことがすっきり理解できるんじゃないかな、と思って」
「僕はたまたま両方読んでますけど、ちょっとどうかな。だって、内海聡って、自分でも書いてるけど、虚無主義(ニヒリズム)でしょ」
「そうだね。こんなふうに書いてあるよ」

虚無主義とは何か。一言でいえば、「この世界のすべてのものごとに価値はなく、人間が行っているすべてのものごとに価値はない」と考える思想のことだが、そこには人類が現状を克服するためのヒントが詰まっている(P4)

「あはは。十里崎も昔同じ様なこと言ってたね」
「そうかあ」
「そうそう。だいたい、真面目で賢い人の【結論】はこうなりがちなんだ。程度の差はあれ、他にも同じ感じの人を幾人も見て来たよ」
「うーん。ま、それはそうとして、虚無主義と、メタ・メッセージね」
「刺激的な対比だ」

「考えるヒントは、メタ・メッセージはどこから来るのかってことなんだよ」
「どこ?」
「内田先生の本の288ページに書いてある」
「言わないんだ」
「言わない(笑)」
「じゃあ、ヒントにならないじゃない」
「ヒントは、さっき言ったよ」
「なんだっけ」
「母親が赤ちゃんにいろんな言葉で語りかける」
「あー、それか」
「赤ん坊は言葉がわからないだろ、生まれたばかりの頃。それでも母親は言葉で語り、それが通じるんだよ」
「考えてみると凄いね」
「だろ?」
「そうだけど、だから、何?」

「じゃあ、陰謀論で世界の成り立ちを考えた場合、世界の支配者の行動目的ってなんだろう」
「金を儲けることかな」
「いやいや、通貨制度自体を牛耳っているのだから、お金なんて自分で刷れるんだよ。子分たちがほしがる金をきちんとマネージするのも大変だろうけどさ」
「ま、金儲けとか名誉、権力とかだけで考えると限界があるよ」
「じゃあ、あれかい」
「人口削減か」
「それも行われている」
「酷い話だ」
「でもさ、やろうと思えばもっと削減できそうじゃない? なんたって世界の支配者なんだから」
「そ、そー言われるとそうだね」
「じゃあ、何?」
「彼等の基本思想を考えればわかると、内海さんの本に書いてある。一言でいうと、優生学さ」
「で、だから?」
「知りたければ、57ページから書いてあるよ(笑)」
「うーん、言わないんだ」
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